おはようございます!2035年にFIREを目指す会社員・けーすけです。
最近、米国株がブームになっており、このブログの読者の中にも米国株の投資信託・ETFに投資をしている方も多いのではないでしょうか。
つみたてNISAやiDeCoでは、米国のS&P500や全米株式インデックスファンドが常に人気銘柄の上位にいます。
その理由は、2010年代の世界株式市場は米国株がけん引し、誰もが米国株に期待を寄せているからです。
しかし、最近では米国一強の時代は終了するというニュースもチラホラ見受けられます。
そこで今回は過去に実際にあった、米国株の失われた10年についてお話していこうと思います。
この記事を読むことで、
・米国の株価は常に好調なわけではない ・米国の将来性 ・どこに投資をすればいいのか
がわかります。
是非最後まで読んでみてください!!!
米国の失われた10年
2010年代の米国株価市場
2010年代は米国株が絶好調でした。
米国の代表的指数であるS&P500は10年間で約3倍になりました。

ものすごい上昇ですよね。

そりゃS&P500も大人気になるわ
2010年代にアメリカ株が上昇した3つの要因
2010年代にアメリカ株が上昇した理由は3つあると言われています。
・少数IT企業の躍進 ・低金利で株の評価があがった ・自社株買いが盛んに行われた
少数IT企業の躍進
理由の1つ目は、GAFAMなどの巨大IT企業が躍進したことです。
GAFA(グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル)にマイクロソフトを加えた、ITの巨人が2010年代に飛躍した結果、S&P500が上昇しました。
時価総額の大きな一部の稼げる企業が、S&P500の利益を押し上げて、株高につながったようです。
低金利で株の評価があがった
理由の2つ目は、長期金利が低下したことです。
理論的には金利が下がると、利益が変わらなくても株価の適正価格が上昇します。
2010年代のS&P500のPER(株価収益率)を見れば、PERが上昇していることがわかります。

一株利益が変わらなくても株価が上がるとは、PERが大きくなることを意味するからです。
自社株買いが盛んに行われた
理由の3つ目は、自社株買いが盛んに行われたことです。
次も低金利と関係するのですが、2010年代は社債の金利も低下したことで、米国企業は少ないコストで自社株買いができる資金を調達できるようになりました。
以下の表は2000年~2018年の米国企業による自社株買いの規模の推移です。

2000年代に比べて、2010年代は自社株買いが増えていることがわかります。
これら3つの要因により、2010年代は米国一強と言われるほど、米国株価市場は絶好調でした。
米国の失われた10年
しかし、米国株価市場は常に絶好調だったわけではありません。
実際に、米国の失われた10年と呼ばれた時代がありました。
それが1930年代です。
1929年、米国はウォール街の株式大暴落をきっかけに大恐慌に突入しました。
その後の30年代は低迷を続けました。
大恐慌の最悪の時期には、失業率25%、国のGDPは1929年比4割減、というすさまじい状況になったのです。
この時代は株に投資している投資家は、バカにされた時代でもありました。
今でこそ株価最強の時代となっていますが、長い歴史をみると、株価最弱の時代もあったのです。
今後再び失われた10年と呼ばれることがあるのか
一部のメディアは、「米国の株式市場は、これまでのような右肩上がりの時代ではなくなる」という考察を報じています。
米国市場も、1929年のウォール街暴落後、長期にわたる株価の低迷を経験しています。
現在の金融環境および社会情勢により、今後、株価の上昇を見込むのは困難となる可能性があります。
極端な評価額
コロナウイルスのパンデミックによる経済的打撃に対応するため、連邦準備制度理事会(FRB)が実行した「大盤振る舞い」の影響で、株価は高騰しています。
現在の株式市場の状況に対し、「過去のリターンが最高に輝いてる時、将来の見通しは最も悲惨になる」と指摘する著名投資家もいます。
超低金利政策
ゼロ金利政策がとられると、株式市場は強気になります。
しかし、この施策は将来への悲観論を引き起こす側面も持ち合わせているため、FRBが株式市場を活性化することが困難な状況はしばらく続くことが予想されます。
高齢化社会の到来
日本の株式市場が長期低迷している主な原因として、高齢化問題は大きいです。
米国社会の高齢化は、より緩やかではありますが、2030年までに多くの資産を持つ団塊の世代が65歳を超えるため、金融資産の売却や、高リスク株の回避などが株価に影響を与える可能性があります。
どこに投資をすべきなのか
これらの理由により、米国は今後「失われた10年」のように低迷する時代に突入する可能性があります。
では、我々投資家は何の資産を買えばいいのでしょうか。
その一つの答えが、「全世界株式インデックスファンド」です。
全世界株式インデックスファンドとは、世界全体の株式を対象としたインデックスファンドです。
詳しくは以下の記事で解説しています。
全世界株式インデックスファンドは、世界中の株式を投資対象にしていますので、どの国が成長したとしても、その恩恵を受けられます。
もし米国が失われた10年に突入し、株価が低迷したとしても、世界全体で経済成長していくのであれば、世界全体の株価時価総額も成長することが期待出来ます。
オススメの全世界株式インデックスファンドの銘柄はこれです。
●ETF
・VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF) 米国・日本・欧州などの先進国や中国、インドネシアなどの新興国を含む全世界の株式の98%を対象としたETF
●投資信託
・SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド ・三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
これらのETF・投資信託は、SBI証券・楽天証券で購入することが出来ます。
僕も毎月一定額を購入し、コツコツ積み立てています。
口座開設をしていない人は是非口座開設をしてみて下さい。
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まとめ
今日は、米国株の失われた10年についてお話してきました。
- 2010年代のS&P500は10年間で約3倍になった
- しかし米国株式市場は常に絶好調だったわけではない
- 1930年代は世界恐慌により、失われた10年と呼ばれた。
- どこの国の成長を享受できる全世界株式インデックスファンドがおすすめ
- 全世界株式インデックスファンドはSBI証券と楽天証券で購入可能
常にどこかの国が絶好調であれば、迷いなくフルベットできます。
しかし、いつの時代も絶好調の国・企業はありません。
ただ、世界全体の成長に賭けることで、僕ら個人投資家はその成長の恩恵を受けられるのも事実。
世界全体の経済成長とともに、自分の資産も拡大していきたいですね。
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