おはようございます!2035年にFIREを目指す会社員・けーすけです!
奨学金の「繰り上げ返済」、または「繰り上げ返還」って聞いたことありますか?
奨学金の返済方法には、毎月引き落とされる以外に、プラスアルファで返済できる「繰り上げ返済」という方法があります。
この「繰り上げ返済」については、「絶対にすべき!」とか「安易にすべきじゃない」など、さまざまな意見があります。
「結局どっちが良いの!?」
と思ったので、繰り上げ返済のメリットとデメリットをまとめてみました。
- 「繰り上げ返済しようかな?」と悩んでいる方
- 「そもそも繰り上げ返済ってなに?」と思う方
- 繰り上げ返済のメリット・デメリットを知りたい
そもそも繰り上げ返済って何?
「繰り上げ返済」とは、毎月の返済額とは別にまとまった額を返すことです。
住宅ローンの返済などでも使われますが、この記事ではJASSO(日本学生支援機構)で借りた奨学金の「繰り上げ返済」(=繰上返還)について説明します。
※奨学金の返済は、返したお金が次の世代の奨学金につながるという意味を込めて「返還」と言われます。そのためJASSOのHPでは「繰り上げ返還」と書かれていますが、この記事では「繰り上げ返済」と言い換えています。
僕は325万円の奨学金を繰り上げ返済しました
僕は奨学金を借りて、大学に行っていました。
その額なんと400万円。。。
大学の卒業と同時に400万円もの借金を抱えているのはとても不安でした。
しかし、3年前に妻の両親に立て替えてもらい、残りの325万円繰り上げ一括返済済み。
今は毎月2万円ずつを妻の両親に返済しています。
当時の僕は、まだまだマネーリテラシーが低く、「利子を払うのは無駄だ!」と思い、繰り上げ返済をしました。
しかし、今思えば一括返済せずにそのまま返済しとけばよかったな〜と思っています。
そう思った理由を繰り上げ返済のメリット・デメリットを見ながら解説していきます。
繰り上げ返済のメリット
まずは、繰り上げ返済のメリットについて説明します。
繰り上げ返済のメリット
1.利息分を節約できる
2.気持ちが楽になる
順番にみていきます。
利息分を節約できる
これが一番のメリット。
わかりやすくいえば、返済する総額が普通に返すよりも利子分少なくなるということです。
貸与型奨学金には、無利子の第一種奨学金と利子付きの第二種奨学金の2種類があります。
利息が存在する第二種奨学金の場合、貸付金額と、その残高に応じた利息の合計から、月毎の返済額を設定して返済します(定額返済方式)。
この利子付きの第二種奨学金を返済日より前に支払えば、前払いした元本部分に加えて、もともと支払うことになっていた利息を支払う必要がなくなります。
それに応じて、返済総額が減るというメリットがあります。
気持ちが楽になる
奨学金を完済することは、気持ち的にも楽になります。
借りている間は、すごいストレスを感じていました。
奨学金は「奨学金」という名前こそついていますが、紛れもない「借金」です。
返さなければ信用情報に傷が付きますし、取り立てられます。
返さないという選択肢はありません。
加えて、「返さなきゃ」というプレッシャーは、仕事を辞められない理由にもなりえます。
奨学金を返すために、辛い仕事を続けないといけなくなるかもしれない。

これは大きなプレッシャーですよね。
繰り上げ返済で、残額を減らし、期間を短くすることで精神的に楽になるのは間違いありません。
これは第一種の人にも、第二種の人にも言えることです。
繰り上げ返済のデメリット
逆に奨学金の繰り上げ返済によるデメリットもあります。
繰り上げ返済のデメリット
1.不測の事態が発生した時、対処できない。
2.投資に回せるお金が減る
不測の事態が発生した時、対処できない。
手元の預貯金が減ってしまうことにより、不測の事態が発生したときに対処できなくなります。
奨学金の利息は、自動車ローンや住宅ローンに比べると低く設定されていることが多いです。
奨学金の繰り上げ返済でお金がないため、車など高額なものを購入するときに奨学金よりも利息の高いローンを組むことになってしまった、ということがないようにしましょう。
投資に回せるお金が減る
2つ目のデメリットは、投資に回せるお金が減ることです。
前述しましたが、奨学金の利息はとても低く設定されています。
一方、インデックス投資によって資産運用をすれば年平均3%程度の利回りがあります。
奨学金の利息を高くても1%程度。
繰り上げ返済するより、投資に回したほうが差分の2%分得することになります。
つまり、資産運用で期待できるリターンより、借り入れの利率が少ない場合は借金を急いで返すメリットは無いということですね。
まとめ
今回は、奨学金は繰上げ返済すべき?繰り上げ返済のメリット・デメリットまとめ!をテーマにお話ししてきました。
繰り上げ返済のメリット
1.利息分を節約できる
2.気持ちが楽になる
繰り上げ返済のデメリット
1.不測の事態が発生した時、対処できない。
2.投資に回せるお金が減る
奨学金は、借金であることに変わりはありません。
しかし、金利が非常に低く抑えられているので、繰り上げ返済をする余裕があるなら、インデックス投資に回した方が、将来的には得をしそうですね。
そして、奨学金の繰り上げ返済に対する考え方は、住宅ローンや自動車ローンなどにも応用できます。
自分の性格にあったお金の借り方、返し方、そして使い方を身につけることも資産形成には非常に重要なことです。
正しい借金の借り方・返し方を身につけて、資産形成を優位にしていきましょう!
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