おはようございます!15年後にFIREを目指す会社員・けーすけです!
SBI証券がバンガードのETFに連動した投資信託をSBI・Vシリーズとしてシリーズ化することについて、先日記事を書きました。
ありがたいことに、その記事が結構反響頂きました。
そこで読者の方からご質問を頂きましたので、ブログで回答していきたいと思います。
こんにちは、けーすけさん。
いつもブログ楽しみに拝見しております。
(中略)
先日SBI・Vシリーズの記事を拝見し、Vシリーズに魅力を感じたので、私もSBI証券の口座を開設しました。
そこで質問です。
私は高配当ETFのVYMの購入も検討していますが、Vシリーズでは、SBI・VYMの投資信託もあります。
そこで、VYMをETFとして購入するか、投資信託として購入するかを悩んでいます。
けーすけさんなら、このETF・投資信託のどちらを選択されますか?
お忙しい中恐縮ですが、ご回答いただければ幸いです。
ご質問ありがとうございます。
SBI・Vシリーズの記事は、一時期Google検索の上位にも入れたので、検索流入が増えた記事でもあります。
VYMをETFか投資信託どちらで保有するのが良いかを悩んでいらっしゃるとのことで、僕の考えを説明したいと思います。
投資信託かETF。VYMどちらで保有すべき?
結論から言うと、「ETF」で保有すべきだと思います。
VYMは高配当ETFなので、分配金を得たい方のためのETFです。
ETFであれば、分配金が手元にきます。
しかし、投資信託は分配金が手元に入ってこず、基準価額に反映される形となります。
高配当ETFは分配金目的で購入すべきですから、SBI・VYMを選択するメリットはあまりありませんね。
他にもETFを選択すべき理由はいくつかありますので、ここからはより深堀していきましょう。
VYM
まず簡単にVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)の解説をします。
設定日:2006年11月10日 投資対象:米国の大型・バリュー株 ポートフォリオ:400以上の銘柄(2021/07/時点) 配当利回り:約2.8% 決算:年4回 経費率:0.06%
2006年に誕生したVYMは、米国高配当ETFの中で一番歴史のある銘柄になります。
VYMの投資対象は、米国の大型株・バリュー株の中でも、高配当銘柄となっています。
また、400を超える銘柄に分散して投資されていますので、安心して投資できますね。
経費率も0.06%と低い水準にあります。
VYMを運用している、バンガード社の「コストの最小化」という方針があり、この低い経費率を実現しています。
もっと詳細を知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ご一読ください。
投資信託・ETF
投資信託
投資信託は、多くの人のお金を集めてひとまとめにし、運用のプロが投資先を決定し運用を行います。
そこで出た利益を出資した額に応じて、配分する投資商品です。
投資信託のメリット
・少額から投資可能
最低購入金額は100円から1円単位で投資額を細かく設定することができます。
個別株投資の場合は、数万円~数百万円のお金を用意する必要がありますから、初心者の方にとっては始めやすい投資商品となっています。
投資信託のデメリット
・分配金を得られない
投資信託の多くは、分配金を基準価額に反映させます。
でキャッシュフローを得るために投資をしている方にとっては、その目的を果たすことができません。
VYMは高配当ETFですから、投資信託で持つメリットは少なそうですね。
・自由に売買しづらい
一日一回しか株価(基準価額)が計算されないので、自由に売買しづらいです。
自分が「買いたい!」「売りたい!」と思ったちょうどいいタイミングで売買するこができません。
ETF
ETFとはExchange Traded Fundの略で、株式のように株式市場で売買できる投資信託です。
ETFのメリット
・市場(マーケット)が営業している間は自由に売買できる ・投資信託より低コスト ・分配金を受け取れる
・市場(マーケット)が営業している間は自由に売買できる
ETFは、市場が開いていればいつでも売買することができます。
自己裁量で売買できるので小回りが効きやすいですね。
・投資信託より低コスト
ETFは投資信託よりも低コストで保有することができます。
一般的な投資信託が0.2%~4.0%なのに対し、ETFは、0.1%未満の銘柄も多いです。
長期投資ではコストは出来るだけ抑えた方が良いですから、ETFは長期投資に最適ですね。
・分配金を受け取れる
ETFを保有することで、分配金をもらえます。
キャッシュフローを確保したい方にはおすすめですね。
ETFのデメリット
・分配金を再投資するには手動で行わなければならない ・株主優待が無い
・分配金を再投資するには手動で行わなければならない
ETFの場合、分配金を自動で再投資する仕組みは無く、現金で支払われてしまうので、自分で再投資をしなければなりません。
また、分配金を受け取った時に、税金がかかりますので、複利の効果が薄れてしまいます。
・株主優待が無い
ETFは株主優待を受け取ることはできません。
組み入れ銘柄の中に、株主優待を行っている企業があったとしても、間接的に保有しているだけなので、株主優待の対象にはなりません。
キャッシュフローを得たいならETFが最適
投資信託、ETFのそれぞれのメリット・デメリットを解説してきました。
VYMは高配当ETFですから、キャッシュフローを得たい方のための銘柄ということができます。
キャッシュフローを得たいなら、投資信託よりもETFの方が目的に合っている投資商品だと言えますね。
まとめ
今回は、VYMを買うなら投資信託か?ETFか?をテーマにお話ししてきました。
- VYMは高配当ETFなので、分配金を得たい方のためのETF
- VYMは、米国高配当ETFの中で一番歴史のある銘柄で、400以上の銘柄に分散投資。経費率も格安。
- VYMは高配当ETFですから、キャッシュフローを得たい方のための銘柄
- キャッシュフローを得たいなら、投資信託よりもETFの方が目的に合っている投資商品
僕はポートフォリオの中心とすべく、毎月コツコツVYMを定期購入しています。
VYMは分配金も右肩上がり、株価も右肩上がりなので、僕の大好きなETFの一つです。
みなさんも是非ポートフォリオに組み入れてみてはいかがでしょうか。
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VYMについての解説です。
他のETFについても解説しています。
SBI・Vシリーズについての解説はこちら。
米国株ETFに投資するなら、SBI証券がおすすめです。
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