おはようございます。FIREを目指す会社員・けーすけです!
最近人気が増している高配当株投資。
今回は『高配当株の選び方』というテーマでお話していこうと思います。
高配当株投資は
- FIRE後に穏やかに暮らしたい
- 定期的な配当収入を確保したい
- 積極的に株を売買したくない
という方におすすめの投資手法です。
高配当株とは
高配当株=配当利回りが高い銘柄のこと
つまり、高配当株投資とは、高配当株に投資して配当金を目的とした投資スタイルだと言えます。
企業は、事業で得られた利益の一部を株主に配当金として還元しています。
企業がどれだけの配当を出しているかを見る指標として、『配当利回り』というものがあります。
配当利回りとは、1株あたりの配当金の割合のことで、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値です。
配当利回りは、以下の計算式を用いて算出します。
配当利回り(%)= 1株当たりの年間配当金額 ÷ 1株あたりの株価 × 100
例えば、1株が500円の銘柄があり、配当金が40円/株だとすると、配当利回りは8%となります。
一般的に、配当利回りが3%以上ある銘柄を高配当株と呼びます。
高配当株の魅力
高配当株には、以下2つのような魅力があります。
①配当利回りが高い
②配当金は、株価に比べて変動が少ない(=安定的なキャッシュフローを確保)
配当利回りが高い
1つ目の特徴は、先述した通り、一般的な銘柄に比べて、配当利回りが高いという特徴があります。
TOPIXを構成する銘柄の平均配当利回りは、1.84%です。(2020/12時点)
※ 東京証券取引所第一部上場全銘柄を対象とする指数
一方、高配当株の利回りは3%以上と、この1.84%を大きく上回る利回りがあります。
例えば、高配当銘柄の代表格である、日本タバコ産業(2914)は2021年3月31日時点で配当利回りが6.07%となっており、株主に多くの利益を配当金という形で還元しています。
一株当たりの配当金は130円ですから、100株保有している場合、13,000円の配当金を受け取ることができます。(2021年3月時点)
配当金は、株価に比べて変動が少ない
2つ目の特徴は、配当金は、株価に比べて変動が少ないことです。
言い換えると、暴落相場でも配当金は急激に減ったりしないので、安定的なキャッシュフローを確保することができます。
成長株の場合、一日で10%変動することも珍しくありません。
株価の値上がり益狙いの場合は、大きな利益を得られる可能性もありますが、大きな損失を出す可能性もあります。
しかし、高配当株の場合、業績が堅調であれば、配当金を減らす(=減配)リスクは小さくなります。
日々の株価変動に影響されたくないと考える方にとっては、高配当投資は非常に魅力的な投資手法です。
高配当株の選び方
ではその高配当株はどのように選べば良いのかを説明していきます。
僕が高配当株を選ぶ上で重要視しているポイントが3つあります。
①自己資本比率が40%以上
②配当性向が50%以下
③長期的・安定的に配当を出し続けている
自己資本比率が40%以上
1つ目のポイントは、自己資本比率が40%以上であるということです。
自己資本比率=総資本(負債及び純資産の合計)に占める純資産の割合
自己資本比率が高いと、借入金などの負債が少ないということになります。
つまり、企業の純粋な資産が潤沢にあるので、潰れにくい企業ということです。
自己資本比率が高いほど、財務が良好ということですから、長期的・安定的に配当を出し続けてくれることが期待できます。
配当性向が50%以下
2つ目のポイントは、配当性向が50%以下であるということです。
配当性向=当期純利益に占める年間の配当金の割合
配当性向(%)=1株当たりの年間配当金 ÷ 1株当たり当期純利益 × 100
(例)1株当たり年間配当金30円、1株当たり当期純利益150円の場合、
配当性向(%)=30円 ÷ 150円 × 100 = 20%
つまり、1年間に稼ぐことの出来た利益の内、いくらを配当金として株主に還元したかを示す指標です。
配当性向が高いということは、株主に対する還元意欲が高いと言えますが、もし業績が悪化し、当期純利益が下がると、減配のリスクも高まります。
一方、配当性向が低い場合、たとえ業績が悪化したとしても、利益に占める配当の割合が低いため、減配のリスクは低く、配当を継続してくれることが期待できます。
長期的・安定的に配当を出し続けている
3つ目のポイントは、長期的・安定的に配当を出し続けているということです。
長期的・安定的に配当を出し続けているということは、業績が比較的安定しており、株主に還元する意欲が高いということになります。
逆に、減配したことがある企業というのは、今後不景気により利益が下がってしまうと、減配するリスクがありますので、避けるべき銘柄となります。
以上の3つのポイントを重視することで、安定的なキャッシュフローを得ることができます。
高配当株に投資する上での注意すべきポイント
高配当株投資をする上で、注意すべきポイントもあります。
それは、資産が増えにくいということです。
高配当株は、株価が上がりにくいという特徴があります。
高配当株の多くは、売上・利益が成長しにくいので、必然的に株価は上がり辛いのです。
多くの人は、資産を増やすために投資を行っていると思います。
しかし、高配当株は株価本体の値上がりが期待できないため、グロース株に比べて、資産の増加率は見劣りします。
つまり、資産を一気に増やしたい とか、もっと積極的に運用したい
と考えている方にとっては、良い手段とは言えません。
しかし、資産を増やしたいけど、安定的なキャッシュフローもほしい
と考える方は、ポートフォリオの一部にこの高配当株を組み入れることは、非常に良い戦略だと思います。
まとめ
今日は高配当株の特徴をご紹介いたしました。
- 配当利回りが3%以上ある銘柄を高配当株
- 安定的なキャッシュフローを確保できる
- 自己資本比率が40%,配当性向が50%以下の銘柄が良い
- 過去に減配していない銘柄が良い
- 高配当株は、株価本体の値上がりに期待出来ない
僕自身は、基本はグロース株中心の投資をしていますが、一部、高配当株も保有してます。
たまに振り込まれる配当金がうれしくてたまりません!!!笑
FIRE後は基本的に高配当株中心のポートフォリオにする予定なので、今から粛々と勉強&資産の積み上げをしていきます!
皆さんも高配当株投資を実践してみてはいかがでしょうか。
少額で高配当株投資をしたい方は、SBIネオモバイル証券がおすすめです。
1株から株を買えるので、広く分散投資をすることが出来ます。

Road to FIRE!!!!!
インデックス投資もおすすめです。
高配当株投資をするなら、NISAを活用しましょう。
コメント