おはようございます!2035年にFIREを目指す会社員・けーすけです!
最近テレビやネットニュースでよく見かけるようになった「ESG」という単語。
・なにこれ? ・簡単には理解しているけど、詳しくはよくわからない ・なんで大事なの?
と考えた方も多いと思います。
そこで今回は、ESG投資とは?メリットやデメリット・投資する方法を解説!をテーマにお話ししていきます。
- ESG投資について知りたい
- ESG投資のメリット・デメリットについて知りたい
- なぜESG投資が大事なのかを知りたい
ESGとは?
ESGとは「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字を取った言葉で、企業が取り組むべき課題のことです。
企業が長期的に成長するためには、経営においてESGの3つの観点が必要だという考え方が世界中で広まっています。
ESGの具体的な内容
それぞれの具体的な取り組みを見ていきましょう。
Environment(環境)
再生可能エネルギーの使用 二酸化炭素排出量の削減 製造工程での廃棄物低減
人類が経済的な豊かさを優先して発展してきた結果として、現在の地球は様々な環境課題を抱えています。
世界が持続的な発展を続けるためには、世界の企業や個人が環境課題の解決に向けた取組みを強化する必要があります。
Social(社会)
地域社会への貢献 ダイバーシティ(人材の多様化・女性活躍) 人的資本(人財)の活用
人類は、誰もが安心して生活できる豊かな社会を目指し発展してきました。
しかし、実際には人々の生存や生活がおびやかされる社会課題がたくさんあります。
利益を追求する企業や個人の行動が社会課題を引き起こすこともあるため、より豊かな社会を実現するために、行動の見直しが求められています。
Governance(企業統治)
積極的な情報開示 取締役会の多様性(社外取締役など) 資本効率への高い意識
ガバナンス(企業統治)とは、「企業が健全な経営を行うための自己管理体制」のこと。
不正会計や不適切営業など、日本だけでなく世界でも、社会全体に悪影響を及ぼす企業不祥事が毎年発生しています。
企業がしっかりとした管理体制を自ら備え、社会のルールを守ることが、企業と社会の持続的な発展の大前提となります。
ESG投資
これら3つの観点で、各企業が幅広い取り組みを実施しています。
そして最近は、これら3つの観点から企業を分析して投資をする「ESG投資」が注目されています。
ESG投資とは?
これまで投資家は、企業の営業利益やキャッシュ・フロー、バランスシートなどの株価指標・財務情報をもとに投資判断をしてきました。
一方、ESG投資とは、投資先のESGの取り組みをしっかりと評価して投資対象を選別し、またESG課題への継続的な配慮を促す投資のことです。
ESG投資は、環境・社会・ガバナンスにおける課題解決に対して行う投資ですが、同時に投資のリターンを追求します。
ESG投資のメリット
ESG投資のメリットは2つあります。
ESG投資のメリット
①長期の資産形成に向いている
②社会貢献につながる
①長期の資産形成に向いている
ESG投資はFXやデイトレードのような短期的なリターンではなく、長期的なリターンを目指す投資です。
ESGに取り組む企業は、機関投資家のESG投資対象になる可能性も高く、中長期な投資資金の流入の可能性があります。
また、ESGに取り組む企業は持続的な成長を意識しているので、将来の成長も期待できます。
②社会貢献につながる
ESG投資を通じた投資により、社会貢献をすることができます。
ESG投資での投資先は環境、貧困、人権、労働などの様々なESGの課題解決に取り組む企業ですから、ESG投資はその企業の社会的課題解決を後押しすることになります。
たとえば、環境配慮に特化した事業の資金調達手段として発行される社債はグリーンボンド(Green Bond)と呼ばれ、その社債や投資信託などを購入することが環境に優しい行動につながります。
ESG投資のデメリット
ESG投資にはメリットがある一方で、デメリットもあります。
p>ESG投資のデメリット
①短期的なリターンは小さくなりやすい
②ESG銘柄の中には「グリーン・ウォッシュ」の企業もある
①短期的なリターンは小さくなりやすい
ESG投資の投資先は、短期的に大きな利益を狙う企業ではなく、長期的な視野でESG課題に取り組む企業です。
投資は効率性を重視して行われるのが一般的ですが、ESG投資の場合はリターンよりもESGへの貢献等も考慮した投資先を重視するため、短期的な目線で見るとリターンは小さくなってしまいます。
②ESG銘柄の中には「グリーン・ウォッシュ」の企業もある
「グリーン・ウォッシュ」とは、本来はESGに積極的に取り組んでいないにも関わらず、市場での評価を上げるためにESGに取り組んでいる企業であるかのように見せようとすることです。
最近はこのグリーン・ウォッシュの問題にも注目が集まってきています。
ESG投資というトレンドに乗って投資家を集めようと、ホームページやIR情報などでESGに関して実態よりも過度に情報発信を行っている企業もあります。
ESG投資をするための企業の選定をしたい時は、複数の情報源からその企業が本当にESG投資に値するのか?を見極めましょう。
ESG投資を始める方法
ESG投資を始める方法は2つあります。
ESG投資を始める方法
・ESG投資を重視した投資信託に投資する
・自身でESG重視の企業を選び投資する
ESG投資を重視した投資信託に投資する
個人投資家のために、ESG投資に投資をする投資信託を投資運用会社は作ってくれています。
・アムンディ・ジャパン:「SMBC・アムンディ クライメート・アクション」 ・三井住友DSアセットマネジメント:「世界SDGsハイインカム・ファンド」 ・野村アセットマネジメント:「野村ACI先進医療インパクト投資 Bコース 為替ヘッジなし 資産成長型」 ・Smart-i 国内株式インデックス ・ベイリー・キフォードインパクト投資ファンド(愛称:ポジティブ・チェンジ)
ESGに特化した投資信託に投資をすることで、個別でESG銘柄を探す手間が省けるので投資初心者にもおすすめ。
みなさんが使っている証券会社で取り扱っているかを確認してみてください。
自分でESG重視の企業を選び投資する
投資先を評価するだけの専門知識や情報収集が必要になりますが、個人で企業のESG要素を分析・評価して投資先を選び投資するという方法もあります。
各企業のESG要素に対する取り組み状況については、以下の情報源から確認してみてください。
・コーポレートサイト ・有価証券報告書(上場企業が発行するIR資料) ・統合報告書(企業の価値創造に対する方針や戦略等の資料)
特にESGへの取り組みに積極的な企業は統合報告書を発行しているケースが多く、それを確認すれば比較的簡単に情報を集めることが出来ます。
まとめ
今回は、ESG投資とは?メリットやデメリット・投資する方法を解説!をテーマにお話ししてきました。
- ESGとは「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字を取った言葉で、企業が取り組むべき課題のこと
- ESG投資とは、投資先のESGの取り組みをしっかりと評価して投資対象を選別し、またESG課題への継続的な配慮を促す投資のこと
- ESG投資は、「長期の資産形成に向いている」・「社会貢献につながる」
- ESG投資をするには、「投資信託」・「自分で選んで投資をする」という方法がある。
- ESGに関する情報は、「コーポレートサイト」・「有価証券報告書」・「統合報告書」で得られる。
ESG投資は短期で大きなリターンを狙う投資方法ではありませんが、長期の運用で将来の資産形成ができますし、投資を通じた社会貢献にもつながります。
この記事を読んでESG投資に興味を持った方は、投資信託やESG課題に取り組む企業を探してみてください。
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